【Windows】Windows 10アップグレード手順
もうすぐWindows 7のサポートも終了です。2019年7月現在でも、無償でWindows 7からWindows 10へのアップグレードが可能です。
Windows 7からWindows 10へのアップグレードの手順について、あるノートPCの場合を例にまとめておきます。
対象のPC
HP Pavilion 15 – n217TU
OS:Windows 7 SP1
※HP社製のノートPCですが、HPのホームページにはWindows 10へのアップグレード対象機種一覧にありませんでした。しかし、結果として問題なくアップグレードできました。
※アップグレード方法は、データと設定を引き継ぎアップグレードする方法をとります。クリーンインストールではありません。
システム要件を確認する
Windows 10をインストールする際のシステム要件を確認する。対象のPCは問題ないことを確認。
マイクロソフト社のホームページより抜粋
最新の OS: 最新バージョン (Windows 7 SP1 または Windows 8.1 Update)
プロセッサ: 1 GHz 以上のプロセッサまたは SoC
RAM: 1 GB (32 ビット) または 2 GB (64 ビット)
ハード ディスクの空き容量:16 GB (32 ビット OS) または 20 GB (64 ビット OS)
グラフィックス カード: DirectX 9 以上および WDDM 1.0 ドライバー
ディスプレイ: 800 x 600
メーカによる保証を確認する
前述のとおり、HPのホームページでは、Windows 10の確認機種一覧になかったが、結果としてアップグレードできた。
個人データをバックアップする
個人のデータを外付けHDDにバックアップする。Cドライブのユーザーのデータと他のドライブの必要なデータを全てコピー。200GB程度で、2時間くらいかかった。遅い。
ドライバを更新する
各種ドライバを更新しようとしたが、恐ろしく時間がかかりそうだったので、ひとまずドライバ更新せずにアップデートを実行することに。実際は、ちゃんと更新しておいた方がよいだろう。
システムをバックアップする
システムイメージバックアップを行う。 外付けHDDにバックアップ。
コントロールパネル>システムとセキュリティ>バックアップと復元
DVDドライブが不調で、修復ディスクは作れず。。。
バックグラウンド実行ジョブを無効にする
バックグラウンドで実行されるジョブを無効にしておく。
コントロールパネル>システムとセキュリティ>管理ツール>システム構成→スタートアップ
いらないソフトをアンインストール
普段使わなかったり、明らかに不要なソフトをアンインストール。この時点で、セキュリティーソフトもアンインストール(アップデート中不要なバッティングを避けるため)。
コントロールパネル>プログラムのアンインストール
Windows 10にアップグレード
Windows 10のインストールデータは、iso形式でUSBに保存してある。作り方はこちら。
今回は、ブート用のUSBではなく、isoファイルをそのまま入れているだけなので、isoをマウントして実行する必要がある。Windows 7では、isoをそのままマウントできないので、「Virtual Clone Drive」というフリーソフトをインストールし、マウントを行った。
「Virtual Clone Drive」をインストール後、ファイルを右クリックからマウントを実行後、setup.exeを実行する。
アップグレードが始まると、途中移行方法を聞いてくる。今回は、「個人データ、ソフトを引き継ぐ」を選択。
途中何度も再起動を繰り返し、2時間程度で無事終了。
Windows Updateを実行する
アップグレードが終了すると、ログインしてみる。データやアカウントなどが引き継がれていることを確認。
Windows Updateを実行して、最新の状態にする。
設定>更新とセキュリティ→詳細オプションで「Windowsの更新時に他のMicrosoft製品の更新プログラムを受け取る」をONにして更新
※Windows Updateを行っていない状態では、ExcelやWordなどOffice製品が、起動後すぐに落ちる現象が見られた。更新後は問題なし。
その他の設定をしておく
あとは、アンインストールしたセキュリティソフトを再インストールし、その他もろもろ好きな設定をして終了。
後記
マシンが古く遅いせいもあり、丸一日かかってしまいました。ただ、不要なソフトなどアンインストールしたり、Windows 10になったりしたおかげで、起動や動作が速くなった印象です。
当社では、Windows 10へのアップグレード支援サービスを行っています。「やり方がわからない」「自分でできない」という方は、ぜひお問い合わせください。